ゴミとの向き合い方

ポイ捨てされた道端のゴミを清掃している人は誰なのか

ポイ捨てされた道端のゴミを清掃している人は誰なのか 食べ歩きやドライブを楽しんでいる人がゴミをポイ捨てすると、誰も清掃をしないままゴミが放置されてしまう可能性もあります。

地域によってはゴミの清掃を専門の業者に依頼せずに、ボランティアに対処を任せている場合もあるためです。ゴミ清掃のボランティアをやってくれる人がいなくなると、道端にゴミが溜まり続けてしまう可能性がある地域も少なくありません。

自治体が主催するゴミ拾いイベントには市役所の職員が参加する場合もありますが、職員だけでは対処が不可能なほどゴミのポイ捨て問題は深刻化しています。

自宅の前に捨てられているポイ捨てゴミは、近くの住民が回収することが暗黙の了解になっている場合もあり、明確なルールが決められていないことも珍しくありません。
国道や県道などに捨てられているゴミは、その道路を管理する事務所が職員を派遣して清掃しています。道路に空き缶などのポイ捨てゴミが残っていると、バイクや自動車のタイヤがゴミと接触してしまい、事故が起きる可能性もあるので毎日のように清掃作業が行われています。

ポイ捨てや不法投棄の防止啓発を目的としてチラシを配るなど、地道な活動を続ける市役所や町内会も増えているのですが、ゴミの量が中々減らないことに頭を抱えている自治体は未だに多いのが現状です。

市役所の職員やボランティアだけでは対応が難しいほど、ポイ捨てゴミの量が増えてしまった場合に頼られるのが不用品回収業者です。ゴミの回収を普段から行っている業者だからこそ、ポイ捨てゴミを集める作業もスムーズに行えます。金属片などの手で触ると危険なゴミまで含めて回収を依頼できるのも、自治体が不用品回収業者を頼る理由の一つです。

ポイ捨てゴミが増えると害虫が発生してしまったり、野生動物が誤ってゴミを飲み込む事故まで起きてしまいます。街の景観を美しい状態で保つためにも、住民全員がポイ捨ては間違ったことだと考えて、ゴミ箱以外の場所でゴミを捨てないことを意識することが重要です。